「何歳で入れるのがいちばんいいですか」。ご相談でいちばん多く聞かれる質問です。答えは一つではありませんが、判断の軸はかなりはっきりしています。英語の壁は年齢が上がるほど高くなり、日本語の土台は年齢が上がるほど固まる。この二つのカーブが交差するどこかに、そのご家庭の最適な時期があります。
まず、学年の決まり方を知っておく
バリ島の多くのインター校は8月始まりの学年度です。学年は誕生日ではなく「新学年開始時点の年齢」で決まるため、日本の4月始まりの学年とは1年ずれることがよくあります。日本で小学3年生だったお子様が、バリではGrade 2に入る、というケースは珍しくありません。
これは学力の遅れではなく、暦の違いです。ただ、ご本人が気にすることもあるので、渡航前に「どの学年に入るのか」を学校に確認し、家族で納得しておくことをおすすめします。
年齢別に見た、入りやすさと注意点
3〜6歳 — 言葉の壁がほぼない時期
プレスクール・幼児クラスは、英語力を問わない学校が大半です。遊びの中で言語を吸収するため、半年から1年で日常会話に不自由しなくなるお子様が多くいます。一方で、この時期は日本語の土台も同時に育つ時期。家庭内の日本語をどう保つかを、入学と同時に決めておく必要があります。
7〜9歳 — 移住の相談がもっとも多い層
読み書きの基礎が日本語でできあがっており、英語も柔軟に入る、バランスのよい時期です。多くの学校にEAL(英語サポート)クラスがあり、英語ゼロからの編入も現実的です。日本の学校に戻る可能性を残しやすいのもこの年齢帯です。
10〜12歳 — 英語力の要件が上がりはじめる
授業についていくための読解力・記述力が求められ、アセスメントの比重も上がります。英語が不安な場合は、渡航前の準備期間をつくるか、語学学校で助走をつけてから編入する道があります。友人関係の作り方も変わってくるため、見学時に在校生の雰囲気を見ておきたい時期です。
13歳以上 — 出口から逆算して決める
IGCSEやIBディプロマなど、修了資格のカリキュラムが始まる年齢です。途中編入は履修の連続性の問題が出るため、どの資格で、どこの大学を目指すのかから逆算して学校を選ぶ必要があります。バリには中高専門の少人数校もあり、選択肢は限られますが確かにあります。
日本に戻る可能性がある場合
義務教育年齢のお子様は、帰国後に日本の公立校へ編入できます。ただし、学年のずれと日本語の学習内容の空白は必ず生じます。帰国を視野に入れるなら、滞在期間を先に決め、その間の日本語学習をどう続けるかを渡航前に設計してください。国語だけ通信教育を続けるご家庭が多くあります。
帰国子女受け入れに慣れた学校の情報も含めて、ご相談の段階からお伝えしています。
迷ったら、まず短期で試す
年齢の議論をどれだけ詰めても、実際に教室に入ってみないと分からないことがあります。バリ島には1週間から参加できるサマーキャンプや短期プログラムが多くあり、お子様の反応を見てから長期移住を判断できます。「合わなかった」を移住後に知るより、はるかに安全な順番です。
よくある質問
バリ島のインター校は何歳から入学できますか?
3歳前後の幼児クラスから受け入れる学校が多くあります。プレスクールでは1歳半や生後6ヶ月から預かる園もあります。年齢と時期によって空き状況が変わるため、ご希望の学年の受け入れ可否は個別にご確認ください。
英語ができなくても編入できますか?
低学年ほど英語力の要件はゆるやかで、多くの学校にEAL(英語サポート)クラスがあります。10歳以降は授業についていける読み書きの力が求められるため、渡航前の準備や語学学校での助走を組み合わせる方法があります。
日本の学年とバリの学年はずれますか?
ずれることがよくあります。多くのインター校は8月始まりで、学年は新学年開始時点の年齢で決まるため、日本の学年より1つ下に入るケースがあります。学力の問題ではなく暦の違いです。
年齢の判断も、一緒に考えます。
「今の年齢で間に合うのか」「あと2年待つべきか」。ご家庭の状況を伺って、無理のない時期と学校の組み合わせをご提案します。学校見学の同行から出願、ビザ・住まいまで日本語でサポートしています。
※本記事は2026年7月時点の一般的な傾向をまとめたものです。受け入れ年齢・学年編成・英語要件は学校および年度により異なります。
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