ネイチャースクールの先駆け、グリーンスクール（Green School）は、インドネシア・バリ島のウブド近郊に位置する、持続可能な教育を提供する国際学校です。2008年にカナダ人のジョン・ハーディ氏とアメリカ人のシンシア・ハーディ氏夫妻によって設立されました。夫妻はバリ島でビジネスパートナーとして出会い、結婚後に理想の学校を創設しました。

教育理念とカリキュラム

グリーンスクールのミッションは、「A community of learners making our world sustainable（私たちの世界を持続可能にする学習者のコミュニティ）」です。独自のカリキュラムは、環境に配慮した持続可能な教育を重視し、自然と調和した学習環境を提供しています。シュタイナー教育の影響を受けたこのカリキュラムは、英語で行われる授業を通じて、生徒の批判的思考や創造性を育成します。

各クラスの定員は最大16名（小学生は19～21名）で、英語力をサポートする**English Language Learning (ELL)**プログラムも提供しています。

キャンパスと施設

20ヘクタールの広大な敷地内には、竹を主材料としたデザイン性と環境配慮に優れた校舎が点在しています。生徒たちは、オーガニック農園での野菜栽培や再生可能エネルギーの活用など、実践的な活動を通じて持続可能な生活を学んでいます。

グリーンスクールは、環境意識の高い教育と革新的な取り組みで、世界中から注目を集めています。持続可能な未来を担うリーダーの育成を目指し、自然と共生する学びの場を提供しています。